原作:サンライズ、大河内一楼、谷口悟朗
監督:赤根和樹
脚本:浅川美也、大野木寛、赤根和樹
第1章は上映終わりかけに観に行き、第2章は追加の舞台挨拶の回を観に行きましたが、今回の第3章では初日舞台挨拶のチケットが取れたので行ってきました。せっかくなので、殴り書きメモを元に簡易レポを。
舞台挨拶は上映後の方が色々話してもらえて面白いので、上映後に舞台挨拶がある12時40分の回に行ってきました。シネマサンシャインの入り口上の看板のところに亡国のアキトの画像もあったら写真を撮ろうと思っていたのですが、ありませんでした。代わりに中にあったポスターの画像を撮ってきました。
20分前には着いたのですが、6階にあるシネマ5のフロアに行くと、グッズの列が階段をぐるぐるしていました。一応、並んでみたのですが、その時点で7.5階付近で、上映5分前の時点でいたのが6.5階だったので、上映前の購入は諦めました。映画のパンフって売上が落ちてきているそうですが(それに比べるとアニメは売れ行きがいいらしい)、さすが初日舞台挨拶に来る人たちだけあって上映前から特別版のパンフレット(通常版の3倍くらいする)がどんどん売れているようでした。もっとも、自分も上映後に特別版の方を購入したのですが……。
先着来場者限定の生フィルム(とコードギアス 双貌のオズ02の宣伝チラシ)をもらってスクリーンの方へ。生フィルムは家に戻ってから開封したのですが、どういう状態で入っているのか知らなかったので、ついベッタリと触ってしまいました。ちなみにギアス発動時の目の拡大シーンのようで、片目が縦に5つ並んだ状態になっていて(5コマあるので)、見た瞬間はホラーっぽさを感じましたw
それで映画の方ですが、今回はアクションは少な目で人間関係の掘り下げ回のような印象を受けました。こんなキャラだったのか〜とこれまでと一番印象が変わったのがリョウでした。予告でも民族衣装を着ている姿が出ていましたが、レイラたちが民族衣装でダンスするシーンは綺麗でした。ジュリアス・キングスレイ(ルルーシュ)とスザクが話に絡んでくるので、反逆からのファンの人にはうれしいかもしれない。あとは最後のシーンでシンがアリスにギアスをかけていたのが第4章以降にどうつながるのかが気になります。第4章の予告も流れていましたが、次回は結構戦闘シーンも出てくるのかな?第3章ではギャグ的なシーンしかなかったアシュレイが活躍してそうでした。
7月上映の第4章で完結かと思っていたら、第4章の予告の後に第5章の告知がありました。楽しみが1つ増えて嬉しいです。
さて、上映後の初日舞台挨拶ですが、スクリーンに向かって左から、
司会のシミズさん(バンダイビジュアル)
松岡雅也さん(シン・ヒュウガ・シャイング役)
入野自由さん(日向 アキト役)
坂本真綾さん(レイラ・マルカル役)
赤根和樹さん(監督)
河口佳高さん(サンライズプロデューサー)
と並んでいました。
上映後の拍手の中、まず司会のシミズさんがスクリーン前にやってきて諸注意を話していたのですが、撮影録音の禁止はもちろん、舞台挨拶中はSNSにも書かないで、という注意が出てました。時代の変化を感じます。
その後、登壇者が舞台に並び、まずプロデューサーの河口さんが3章と4章が遅くなってしまったことを謝っていました。
自己紹介では松岡さんが早速違う名前を名乗り(ミズグチって言ってたかな?)、会場に笑いを発生させていました。先行上映の挨拶から一度もきちんと自己紹介したことがないそうです。この後の舞台挨拶でもこの調子だったのかちょっと気になります。
アキト役の入野さんは3章について、アクション少な目でキャラクターや人間関係が濃い目で、次の4章を楽しめるのでは?という話をしていたと思います。
シン役の松岡さんは、印象に残ったシーンとして、アキトとリョウの殴り合いのシーンや、アキトが素直に笑ったシーンを挙げていました。これまでは笑うときも引き攣った笑いだった、とか、アキトは自分が幸せになってはいけないと思っているところがあった、という話もしていました。
レイラ役の坂本さんは、松岡さんと同じく、アキトが笑ったシーンを印象に残ったシーンとして挙げていました。また、3章ではレイラとアキトの関係も新密度が増したこと、キャクターの本来の性格が良く見えたという話をしていました。特にリョウが目立った、とも言っていました。あと、リョウ役の日野さんが多めに入れたアドリブが結構なくなっていたそうです。カットされてなお、インパクトのあったリョウが、アフレコ時にはどんなだったのか聞いてみたかったなぁ。
シミズさんが、3章では衣装が多く、6種類くらいあったという話をしていました。そんなにあったっけ?と思っていたら、河口さんが、アキトたちが帰りの飛行機ではユーロピアの一般的な制服を着ていた(ようやく服をもらえたという描写でもある)という話をしていました。また、ダンスのシーンも2種類の服を着ていたそうです。
ダンスのシーンの衣装が2種類になったのは、キャラデザの人が線の少ないデザインと多いデザインの2種類を出して、どっちを使う?となったときに、監督がどっちも使う、と決めたからだそうです。しかも線の多いデザインの方を実際に踊るシーンに使うことにしたそうで、キャラデザの人が1か月スタジオに籠って原画を書き上げたそうです。当初は1週間で書き上げる予定が、どんどん伸びて1か月間家に帰れなかったとか。ダンスのシーンは綺麗でしたが、そのことを知ってから見るとまた少し違って見えるかもしれません。
ところでシン役の松岡さんですが、(ファンサービスで)ふざけ過ぎて、レイラ役の坂本さんとの距離が、舞台挨拶の回を重ねる毎に開いていっていると言っていました。ちなみに11回予定されていた舞台挨拶のうち、この回はまだ3回目でしたw
早く作品の話を、と言われた松岡さん。第3章のシンについて、(アキトやレイラがジプシーと一緒にいた間、)生首ごろんなど色々働いていたという話や、第3章の最後シーン(シンとアリスが一緒にいた)が重かった、という話をしていました。また、ランスロットの戦闘シーンのところはプレスコだったそうで、役者冥利に尽きると言っていました。あと、”亡国のシン”にすると言って笑いを取っていました。
エンディングのイラストについて、今回は新規で3枚あったという話がシミズさんからありました。アキトとレイナ/アキトと母とシン/シンと誰か(聞き取れなかった)。アキトとレイナはキャラデザの木村さんによると踊った後のシーンだそうです。アキトと母とシンの絵は母がアキトの髪を整えてあげているシーンで、アキト役の入野さんが、アキトは素直に笑う子だったんだ、という感想を言い、シン役の松岡さんが俺(シン)の方が長いのに、と言っていました。3枚目はシンが誰かとたまたま会ったシーンなんだそうですが、名前が聞き取れませんでした(どんなイラストだったかも思い出せず…)。これらのイラストは作品を補足するような使い方をしているそうです。
ランスロットが3DCGだったのですが、この3DCGはデザインからもう一度書き直したそうです。もともと反逆のルルーシュの時に、線の細かい元のデザインがあって、それをアニメ用に簡略化していたそうなのですが、3DCGにするにあたって、元のデザインから起こすのではなく、その中間のようなデザインで、ランスロットが一番強く見えるように新たに書き直したのだそうです。
あと、この第3章でランスロットには、呼んだら来るシステムがついた、という話が出てました。反逆のときがどうだったかもう覚えてなかったので、映画を見ているときは全く違和感ありませんでした…。
最後にシミズさんから亡国のアキトについて、まだまだやります。4章はアフレコ済み。という話が。
入野さんからは、3章を踏まえて4章を見てという話や、4章の予告にもあったアクションシーンについて、(アシュラ役の)寺島君が怖かった、という話、レイラがあのキャラと!というシーンがある、という話がありました。
河口さんは、おまたせしてしまいましたが、現場は4章と5章を頑張っている、と言っていました。
赤根監督も、スタッフで頑張りますと話していました。
坂本さんは、楽しみが1つ増えた(5章のこと)と思って待っていて欲しいと言っていました。
また、入野さんが3章は4章へのつなぎで、聞き流してしまうようなセリフにも意味がある、と言っていたので、次の章にどう繋がっていくのか楽しみです。
ちなみに、ディスクは6月26日発売だそうです。